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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

線上閱讀海野 十三《超人間X号(ちょうにんげんエックスごう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 頁

青空文庫

「パネルに赤い監視灯がついていれば、機械に電気がはいっているのだ。それから計器の針を見て――」

「ちょっと待ってください。監視灯は消えています」

「消えているか。機械の中に、どこかに電灯がついていないかね」

「なんにもついていません。この機械に電気は来てないようですよ。あ! そのはずです。電源の線がはずされています」

「ふーん。それではこの旧式の制御台も動いていないのだ。待てよ、わしが来る前に、スイッチを切ったのかもしれん。君、戸山君。パネルに手をあててごらん。あたたかいかね、つめたいかね」

「つめたいですよ。氷のように冷えています」

「え、つめたいか。するとこのところ、この制御台を使わなかったのだ。はてな。するといよいよわけが分からなくなったぞ。これはひょっとしたら……」

博士は戸山の手をぐっと力を入れて握り、

「君たちは、気をつけなくてはならない。もしも何か怪しいことを見たら、すぐわしに知らせるのだよ。だが……だが、まさか、まさか……」

「なにをいっているのか、さっぱり分からない。おもしろくない。ほかの場所へいってみよう」

気味のわるい声がひびいた。

「え、なんといった。