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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Read 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 88,963 characters · 176 screens
二十九
のに遣って呉れないのだよ、余りだ、と腹の中では思って居るが、まさかに口には出し得ないで唯しお/\として後に附いて家へ帰って参りました。
二十九
家へ帰ると、供に立ちました馬作はそこへ飛出して「私もあの前お座敷へ出ようと思いましたが一向様子が分りませんで、旦那今日のはまア一体何うしたんです」
藤「本当に馬作さん私は冷汗が出たよ」
馬「旦那はついしか荒い事を仰しゃった事は無いが、それも宜いが三人前の料理代を払うなんどは本当に愛敬のない仕方で、彼れはどうも苛い、何でも理由があるに違いない、理由がなくって彼様になさる気遣はねえ、何うも理由がありそうだ」
山「あゝ家へ帰ってまア安心した、さア/\お母さん此方へ、妹も此方へ来な、お前が折角行きたいという処を兄さんが止めて定めておつに思ったろうが、そこには種々深い理由のある事で、又兄さんが粥河よりもそっと立派な優った者を見立てゝ遣る、心配しなさんな大きに何うも癇癪に障って手荒い事を云って心配させたが、勘忍して呉んな」
馬「何ういう訳でございますか苛くお怒りで、今いう通り何か是にゃア訳があるのでしょうが、是は何うも藤ちゃん仕方がありません、御縁のない