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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Read 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 88,963 characters · 176 screens
のだ、初めは好いと思ったから女房にしようと思ったが六年から経って見ると好く無くなったねえ、どうも若え女を女房に持ちたい、亀屋のお龜は真実者だからねえ」
半五「止せえ詰らん事を云うな、同じ土地の女郎屋へ遊びに往って、女郎にはまって馬鹿/\しい、詰らねえ、止せよ」
半治「止せッたって気に入ったから女房にするのだ」
半五「気に入ったって然ういくものか、見っともねえ、世間へ済まねえ、了簡しろ」
半治「だって厭なものは仕方がねえ、厭なものを女房に持てとって斯んな無理な話はねえ、左様じゃアねえか」
半五「此の野郎大概にしろ、今更小兼を帰すなんぞという事が出来るものか、馬鹿ア云うな、間抜め」
半治「間抜たア何んだ、ふざけた事を云うな、今江戸屋の半五郎と云われるのア誰のお蔭だ、父親や母親がこしらえて是だけの屋台骨が出来たから、江戸屋の半五郎とも云われるのだ、同じ家へ生れたからは己が所帯の半分を貰っても宜いんだ、兄貴だと立てゝへえ/\云ってりゃア増長しやアがって、生意気な事ばかりいうな此の野郎」
半五「おや、此の野郎とはなんだ、呆れた奴だ」
小兼「どうも私は兄さんに済まないから私が出て往きますよ、もう兄弟喧嘩は止めて下さいよ」