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Japanische Klassiker mit Furigana

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あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lesen Sie あさひの鎧 (あさひのよろい) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 239.520 Zeichen · 475 Bildschirme

Aozora Bunko

で、この夜もこの館まで、頼春の従者として来たのであった。

「小次郎」

とにわかに厳めしく、頼春は言って小次郎を見詰めた。

「云おう云おうと思っていたが、云う機会がなくて今日まで過ごしたが、その方この頃館を忍び出で、二条あたりの怪しげな館へ、しげしげ通うということだが……」

「はい、通いますでございます」

「さてはその方例によって、たわれ女などにうつつを抜かし……」

「違いまする、ちと違いまする」

「なんの違うことがあるものか」

「ヒンヒン、ワンワン、ニャンニャン、コケコッコ――」

「ナ、なんだ、いったいそれは※(感嘆符疑問符、1-8-78)」

「という稽古なども致しますので」

「たわけめ、こやつ、気が狂ったか」

「ヒンヒンというのは馬の啼き声、ワンワンというのは犬の啼き声、ニャンニャンというのは猫の啼き声、コケコッコーと申しますのは、鶏の啼き声にございます」

「いいかげんにしろ、つまらないことを」

「こいつを一続きにいたしますと、ヒンヒンワンワン……」

「そちの方が酒に酔っているようじゃ」

「という稽古などもいたしますので。……そうかと思うと幽霊女が、『怨めしや判官殿……』