Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
Lesen Sie スウィス日記 (スウィスにっき) von 辻村 伊助 (つじむらいすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 216.275 Zeichen · 410 Bildschirme
のいいそよ風に迎えられて、半時間ばかりでヒルテルフィンゲンに着いた。
宿はホテル・シェーナウ Hotel Sch※(ダイエレシス付きO小文字)nau と呼ぶ小ぢんまりした家で、往来から常緑木の間をわけて入ると、湖水に面した庭は、街道よりも一段低くいから、すぐとっつきは二階になって、下には食堂や喫煙室、階段を上ると、裏手の庭口からは三階にあたる私達の寝室がある。
私は小さい室を、隣室の近藤君はホールを兼ぬるつもりで、湖に面した広い室に入ることにした。宿賃は三食を入れて、私のは六フラン、大きい室が八フランの約束である、決して立派ではないが、気もちのいい家で、テレースからは庭の青葉のはずれから、すぐひろびろとトゥーンの水の果てに、対岸のシュピーツとアウセルベルクの深い緑のつづく背ろには、ニーセンのピラミットと、左に、ユンクフラウとの間に、ブリュームリスアルプの群峰が、手に取るばかりに望まれる。
コッフィーを窓ぎわのテーブルに運ばせて、すず風を思うままに味わった、トゥーン通いの汽船は、シュピーツベルクのむこうを、鴎のように軽く浮いて、長が長がと尾を曳いた水路は、銀線のような光沢がある、女中に聞くと、日に六回うみ岸の小村に寄りみちして、トゥーン、インテルラーケンの間を通うと云う、私たちは、近い中にあの船で、湖水を