Japanische Klassiker mit Furigana
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スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
Lesen Sie スウィス日記 (スウィスにっき) von 辻村 伊助 (つじむらいすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 216.275 Zeichen · 410 Bildschirme
すれば、下等な旅宿に泊って、酒も飲まず、汽車は三等に乗らなくてはならんと云う議論がどうして成立しますか、いいや私達の誤でした、露西亜の言葉を信じていたのでと、万事不在の露西亜の責任になって、無事に問題は解決されてしまった。
宿に帰って来ると大雨になった、シュピーツの人達は家内中で遊びに来て、近藤君が戻ると間もなく、日暮れの汽船で帰って行った。私達は近くシュピーツの家に移る事に約束した、次の日も、また次の日もベルンに行って、買い物やら領事館の訪問やらでつぶしてしまった、九月二十三日、ヒルテルフィンゲンを発って、私達はシュピーツに行った、近藤君は汽船で、私は銀行へ用事があるので、電車で一人インテルラーケンに行く、ベルネルホーフで昼食を済ませて停車場に行くと、出合いがしらに、ロイベルと露西亜に逢った、ロイベルは少し工合が悪そうに、目礼したまま逃げてしまった、馬鹿な奴は露西亜だ、にやにや愛想笑いをしながら、握手をしようと手を延した、私はいきなり右手を後ろに曳いて、貴様には手を与えんと、此の時始めて喧嘩らしい言葉を使って見た、そして思い出せば忘れぬもので、いきなり Sch※(ダイエレシス付きA小文字)men Sie sich! と浴せかけた、これは一高にいる時分、グンデルトと云う独逸人が、疳癪を起すときっと使うんで