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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

糧米も持たずに歩くと云ったのも、後代の吾等の心を強く打つものである。糧米をカリテと訓むは、霊異記下巻に糧(可里弖)とあるによっても明かで、乾飯直の義(攷證)だと云われている。一に云、「かれひはなしに」とあるのは、「餉は無しに」で意味は同じい。カレヒは乾飯である。憶良の作ったこのあたりの歌の中で、私は此一首を好んでいる。

○

世間を憂しと恥しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば 〔巻五・八九三〕 山上憶良

山上憶良の「貧窮問答の歌一首并に短歌」(土屋氏云、憶良上京後、即ち天平三年秋冬以後の作であろう。)の短歌である。長歌の方は、二人貧者の問答の体で、一人が、「風雑り雨降る夜の、……如何にしつつか、汝が世は渡る」といえば、一人が、「天地は広しといへど、あが為は狭くやなりぬる、……斯くばかり術無きものか、世間の道」と答えるところで、万葉集中特殊なもので、また憶良の作中のよいものである。

この反歌一首の意は、こう吾々は貧乏で世間が辛いの恥かしいのと云ったところで、所詮吾々は人間の赤裸々で、鳥ではないのだからして、何処ぞへ飛び去るわけにも行くまい、というのである。