Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
巻第十八
(巻三・三五一)という沙弥満誓の歌があること既にいった如くである。この歌も、何の苦も無く作っているようだが、うちに籠るものがあり、調ものびのびとこだわりのないところ、家持の至りついた一つの境界であるだろう。特に結句の、「月照りにけり」は、ただ一つ万葉にあって、それが家持の句だということもまた注目に値するのである。
巻第十八
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あぶら火の光に見ゆる我が縵さ百合の花の笑まはしきかも 〔巻十八・四〇八六〕 大伴家持
天平感宝元年五月九日、越中国府の諸官吏が、少目の秦伊美吉石竹の官舎で宴を開いたとき、主人の石竹が百合の花を鬘に造って、豆器という食器の上にそれを載せて、客人に頒った。その時大伴家持の作った歌である。結句の、「笑まはしきかも」は、美しく楽しくて微笑せしめられる趣である。美しい百合花をあらわすのに、感覚的にいうのも家持の一特徴だが、「あぶら火の光に見ゆる」と云ったのは、流石に家持の物を捉える力量を示すものである。「我が縵」といったのは、自分の分として頂戴した縵という意味である。
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天皇の御代栄えむと東なるみちのく山に金花咲く 〔巻十八・四〇九七〕 大伴家持