Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
巻第十五
青柳のはらろ川門に汝を待つと清水は汲まず立所平すも (同・三五四六)
たゆひ潟潮満ちわたる何処ゆかも愛しき夫ろが吾許通はむ (同・三五四九)
塩船の置かれば悲しさ寝つれば人言しげし汝を何かも為む (同・三五五六)
悩しけ人妻かもよ漕ぐ船の忘れは為無な弥思ひ増すに (同・三五五七)
彼の児ろと宿ずやなりなむはた薄裏野の山に月片寄るも (同・三五六五)
巻第十五
○
あをによし奈良の都にたなびける天の白雲見れど飽かぬかも 〔巻十五・三六〇二〕 作者不詳
新羅に使に行く入新羅使以下の人々が、出帆の時には別を惜しみ、海上にあっては故郷を懐い、時には船上に宴を設けて「古歌」を吟誦した。その古歌幾つかが纏まって載っているが、此歌もその一つで雲を詠じた歌だと注してある。一首は、奈良の都の上にたなびいて居る、天の白雲の豊大な趣を讃美した歌であるが、作者も分からず、どういう時に詠んだものかも分かっていない。ただ雲を詠んだものとして、豊かな大きい調子があるので吟誦にも適し、また奈良の家郷を偲ぶのにふさわしいものとして選ばれたものであろう。この新羅使は天平八年であるが、その時にもうこの歌の如きは古調に響いたのであったのかも知れない。