Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

巻第十九

の句が出来るので、こういう歌句の人麿の歌にも無いのは、人麿はこういう実際を余り見なかったせいもあるだろう。作歌のおもしろみは這般の裡にも存じて居り、作者生活の背景ということにも自然関聯してくるのである。下の句もまた、越中にあって寂しい生活をしているので、都をおもう情と共にこういう感慨がおのずと出たものと見える。

巻第十九

○

春の苑くれなゐにほふ桃の花した照る道に出で立つ※嬬 〔巻十九・四一三九〕 大伴家持

大伴家持が、天平勝宝二年三月一日の暮に、春苑の桃李花を見て此歌を作った。「くれなゐにほふ」は赤い色に咲き映えていること、「した照る道」は美しく咲いている桃花で、桃樹の下かげ迄照りかがやくように見える、その下かげの道をいう。「橘のした照る庭に殿立てて酒宴いますわが大君かも」(巻十八・四〇五九)、「あしひきの山下ひかる黄葉の散りのまがひは今日にもあるかも」(巻十五・三七〇〇)の例がある。春園に赤い桃花が満開になっていて、其処に一人の※嬬の立っている趣の歌で、大陸渡来の桃花に応じて、また何となく支那の詩的感覚があり、美麗にして濃厚な感じのする歌である。