Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
上野国歌。「安蘇」は下野安蘇郡であろうが、もとは上野に入っていたと見える。この巻に、「下毛野安素の河原よ」(三四二五)とあるのは隣接地で下野にもかかっていたことが分かる。「真麻むら」は、真麻の群で、それを刈ったものを抱きかかえて運ぶから、「抱き」に続く序詞とした。一首の意は、真麻むらの麻の束を抱きかかえるように(序詞)可哀いお前を抱いて寝たが、飽きるということがない、どうしたらいいのか、というのである。これも農民のあいだに伝わったものであろうが、序詞も無理でなく、実際生活を暗指しつつ恋愛情緒を具体的にいって、少しもみだらな感を伴わず、嫉ましい感をも伴わないのは、全体が邪気なく快いものだからであろう。それにはアドカ・アガセムという訛も手伝っているらしく思われるけれども、単にそれのみでなく、「何か吾がせむ」という切実な句が此歌の価値を高めているからであろう。この句は万葉に「あどせろとかもあやに愛しき」(巻十四・三四六五)の例があるのみで、ほかは、「家に行きて如何にか吾がせむ枕づく嬬屋さぶしく思ほゆべしも」(巻五・七九五)、「斯くばかり面影のみに思ほえばいかにかもせむ人目繁くて」