Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
ただこういう背景が無いとして味えば、歌柄の稍軽いのは時代と相関のものであろう。
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初春の初子の今日の玉箒手に取るからにゆらぐ玉の緒 〔巻二十・四四九三〕 大伴家持
天平宝字二年春正月三日、孝謙天皇、王臣等を召して玉箒を賜い肆宴をきこしめした。その時右中弁大伴家持の作った歌である。正月三日(丙子)は即ち初子の日に当ったから「初子の今日」といった。玉箒は玉を飾った箒で、目利草(蓍草)で作った。古来農桑を御奨励になり、正月の初子の日に天皇御躬ずから玉箒を以て蚕卵紙を掃い、鋤鍬を以て耕す御態をなしたもうた。そして豊年を寿ぎ邪気を払いたもうたのちに、諸王卿等に玉箒を賜わった。そこでこの歌がある。現に正倉院御蔵の玉箒の傍に鋤があってその一に、「東大寺献天平宝字二年正月」と記してあるのは、まさに家持が此歌を作った時の鋤である。「ゆらぐ玉の緒」は玉箒の玉を貫いた緒がゆらいで鳴りひびく、清くも貴い瑞徴として何ともいえぬ、というので、家持も相当に骨折ってこの歌を作り、流麗な歌調のうちに重みをたたえて特殊の歌品を成就している。結句は全くの写生だが、音を以て写生しているのは旨いし、書紀の瓊音※々などというのを、純日本語でいったのも家持の力量である。