Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
(同・三一九四)等、結句の同じものがあるのは注意すべきである。
○
阿騎の野に宿る旅人うちなびき寐も寝らめやも古おもふに 〔巻一・四六〕 柿本人麿
軽皇子が阿騎野(宇陀郡松山町附近の野)に宿られて、御父日並知皇子(草壁皇子)を追憶せられた。その時人麿の作った短歌四首あるが、その第一首である。軽皇子(文武天皇)の御即位は持統十一年であるから、此歌はそれ以前、恐らく持統六、七年あたりではなかろうか。
一首は、阿騎の野に今夜旅寝をする人々は、昔の事がいろいろ思い出されて、安らかに眠りがたい、というのである。「うち靡き」は人の寝る時の体の形容であるが、今は形式化せられている。「やも」は反語で、強く云って感慨を籠めている。「旅人」は複数で、軽皇子を主とし、従者の人々、その中に人麿自身も居るのである。この歌は響に句々の揺ぎがあり、単純に過ぎてしまわないため、余韻おのずからにして長いということになる。
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ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ 〔巻一・四八〕 柿本人麿
これも四首中の一つである。一首の意は、阿騎野にやどった翌朝、日出前の東天に既に暁の光がみなぎり、それが雪の降った阿騎野にも映って見える。