Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Lesen Sie 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.886 Zeichen · 246 Bildschirme
また、結果の方から見て、電気スタンドに灯が点ってこそ、スイッチを捻り電気を通じている骨折り甲斐もあるのですが、灯が絶対に点らないと判ったら、誰が電気を導き、またスイッチを捻りましょう。すなわち果がなければ、はじめから因も縁もないということが判ります。
世の中に在るなにものについても、この程度の簡単な因果の道理の見究め方は誰にでも出来ます。そして利用の方法も見付かります。
よく因果の道理の説明に、「稲」の話が持ち出されて来ますから、一応説明してみますと、まず稲には、因として籾がある。これが田に蒔かれて、日光の直射や農夫の手入れの助縁を受け、そして秋一粒千倍の実りの結果が得られる。すなわち米は因果の道理で出来たものであります。
なるほど、これは確かに真理であります。米の出来るのは、この道理に洩れるものではありません。しかし、今度は逆に考えて、その理を知った以上、誰でも米を作れるかと言うと、そうはゆきません。私たち筆を執る職のものに、籾と土地と肥料とを与えられて、作って見ろと言われても、とても専門の農業家のように作れるものではありません。これはどういうわけでしょう。