Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Lesen Sie 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.886 Zeichen · 246 Bildschirme
第四六課 他愛
一つの手にもこの二門が備わっております。掌を伸ばして撫でるのは摂受門、握って打つのが折伏門です。
どっちにしても大事なことは、内心、相手を末は善かれと思う親切心を持つことです。
この二門は他に向ってばかりでなく、自分が自心に向っても常に働かせる有効な二方法であります。反省するときは折伏門よく、気を取り直すときは摂受門です。
仏、菩薩では、不動明王は煩悩を智の利剣で斬り伏せる折伏門係り、観世音は慈悲で智慧を育て上げる摂受門係りであります。
第四六課 他愛
他を愛することばかりが美挙の全部だと思っている人があります。他を愛する気持ちにばかり酔っている人があります。
なるほど、他を愛し、他よりよろこばれ、他のためになって自分の心の満足を味わうということは実に美しいよろこびです。
しかし、それがため、自分をすっかり失くす人があります。失くすだけならまだ好い、失くして今度は他人にねだらなければならないとしたら、だらしがないではありませんか。
他によくすると同じように自分にもよくするのが本当だと思います。人間には利己主義の本能があるので、そこへおちいらないブレーキのために「無我の愛」