Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
星の宝冠
からだをたたくと、コツコツ音がしました。両手は、たしかに、つめたいロウでできていました。足もよくしらべましたが、やっぱり、ズボンの中には、木のようにかたいものがあるばかりでした。
「へんだなあ。これはたしかに人形です。でも、こいつは、さっき歩いてここから出たのです。そして自動車にのって、逃げていったのです。」
井上君が、ふしぎでたまらないという顔で、つぶやきました。
星の宝冠
おはなしはかわって、その日の夜のことです。港区の有馬大助君という少年のおうちに、おそろしいことがおこりました。鉄仮面はやっぱりロウ人形館からぬけだして、有馬君のおうちへ、しのびこんでいたのです。有馬君のおうちは大きな西洋館で、おとうさんは、ある会社の社長さんでした。大助君は、その長男で、小学六年生なのです。
大助君は、そのばん十一時ごろ、ふと目がさめて、お手洗いへいきたくなったので、パジャマのままベッドを出て、用をすませ、廊下をもどってきました。
その広い廊下のすみに、西洋のむかしのよろいがかざってあります。銀色にみがいた鉄のよろいです。おなじ銀色の西洋のかぶととほおあてをつけているので、まるで人間が、よろい、かぶとをきて、立っているように見えます。