Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
東京の中曾夫人ロウ人形館も、それをまねたものですから、やっぱり、ものおそろしい場面がおおくて、女の人や、子どもをつれた人は、きみわるがって、めったにはいりません。せっかくつくったロウ人形館もいっこうはんじょうしないのでした。
ある土曜日の午後三時すぎのことでした。ふたりの少年が、この中曾夫人ロウ人形館へやってきて、入口でキップを買って中にはいりました。
ひとりは井上二郎君という中学一年生、もうひとりは野呂一平君という小学六年生で、ふたりとも胸に少年探偵団のB・Dバッジをつけています。
井上君は、がっしりとした体格で背もたかく、柔道をならっている強い少年です。野呂君は、少年探偵団員のなかでも、いちばんおくびょうものですが、すばしっこくて、ちゃめで、みんなを笑わせることがうまいので、人気者です。ノロちゃんという愛称でよばれています。
ふたりは、ロウ人形館のうわさを聞いて、きょうはじめてやってきたのです。探偵団員のことですから、きみのわるいようなものは、一度見ておきたいのでしょう。おくびょうもののノロちゃんも、こわいもの見たさで、力の強い井上君にくっついて、やってきたのです。