Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

六〇年のシボレーです。番号も合っています。すると、電人Mというロボットが、いつのまにか、わたしの車を盗みだして、使っていたのでしょうか。」

「そうとしか考えられませんね。あいつは、自動車のかぎも、このとびらのかぎも、あなたから盗むか、同じかぎをつくらせて、もっていたのでしょう。なにか心あたりはありませんか。」

「あっ、そういえば、一週間ほど前、その二つのかぎが、なくなったことがあります。しかし、二日ほどすると、ひょっこり、机の引出しから出てきたので、置き忘れたのだろうと思っていましたが、あのとき、盗みだして、型をとったのかもしれません。」

主人は、くやしそうに、言いました。この主人は、ある貿易商の重役で、桜井さんという人でした。

それにしても、電人Mは、なんという怪物でしょう。人間わざではできないことを、いくどとなく、やってみせたのです。ふしぎにつぐふしぎです。

いつかの晩は、遠藤博士のうちの階段をおりてきて、研究室にはいったかと思うと、そのまま消えてしまいました。

木村助手の見ている前で、目にみえないやつが、研究室のかべに、大きなMの字を、書きました。