Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
「みんな、そろいました。」
という声がきこえました。
それを聞くと、まんなかの二十面相は、すっくと、椅子から立ちあがりました。黒い大入道と電人Mとが、不気味な姿を、ならべたのです。しかしその大きさは、まるでちがいます。顔のいくつもある大入道のほうは、電人Mの十倍もある巨人です。
「諸君!」
電人Mが、恐ろしい声で、どなりました。どこかに、ラウド・スピーカーをつけているのかもしれません。
「これから、一週間にいちどの金曜日の会議を開く。いつも言っていることだが、ここにあらためて、われわれの団体の目的をのべる。
われわれは世界の美術品を集めることを目的とする。買いいれるのではなく、盗みとるのだ。そして二十面相大美術館を造るのが、おれの一生の目的だ。
金銭を盗むこともあるが、それが目的ではない。おれと諸君の暮らしをたてるためだ。諸君には十分の金をあたえている。諸君はひとりひとりが、相当の金持だ。
われわれは、どんなことがあっても、人を殺さない。人を傷つけない。おれは血をみることが、大嫌いだ。このおきては、堅く守ってもらいたい。
いまおれは、遠藤博士の大発明を、おれのものにしようと考えている。