Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
黄金の顔が、ニヤニヤと笑ったのです。
二少年は、あまりのおそろしさに、からだがすくんだようになってしまいましたが、高橋君は勇気をだして、丸山君の手をひっぱって、へんな仏像の見えないところまで、つれていきました。そして耳に口をあてるようにして、ささやくのでした。
「あいつ、見たかい。仏像じゃないよ。生きているんだよ。身動きしたじゃないか。そして、ぼくらのほうを見て笑ったじゃないか。」
「うん、そうだよ。あやしいやつだねえ。おばけかしら?」
「おばけなんて、この世にいるはずないよ。あいつ、悪者にちがいないよ。金色の姿をして仏像の中にかくれて、なにか、わるだくみをしているんだよ。ぼくたち、ここから、のぞいていよう。あいつ、もっと動くかもしれないからね。」
二少年は、ものかげに身をかくして、そっと、のぞいて見ることにしました。
少年たちの考えは、あたりました。そのへんな仏像みたいなやつは、動きだしたのです。
その怪人はむらがる仏像をかきわけて、おまいりの人の通路へ出て来ました。それで全身があらわれたのですが、金色のマントの下には、ぴったり身についた金色のシャツと、金色のズボンをはき、くつまで金色でした。