Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

「うん、そうかもしれないね。いってみよう。」

おまわりさんはそういって、もうひとりのおまわりさんにも、なにか、ささやきました。

ここにいるのは、ふたりのおまわりさんと、五人の少年と小林君です。

小林君は、みんなのさきにたって、庭のむこうのほうへ歩いていきました。

おもやから、すこしはなれて、木のあいだに物おき小屋が立っています。そのそばまで来ると、小林君は、足音をしのばせながら、入口の戸に近寄って、耳をすまして中のようすを、うかがいました。

ひょっとしたら、恐怖王はこの物おき小屋のなかに、かくれているのではないかと、思ったのです。

すると、そのときです。

いきなり、物おき小屋の戸が、なかからガラッとひらきました。そして、ひとりのへんな男が、ヌーッと出てきたではありませんか。

少年たちは思わず逃げ腰になりましたが、よく見ると、それは、まったくべつの人間でした。

カーキ色のズボンにジャンパーをきた、顔じゅうに、ごましおひげのはえた、きたない男です。

「き、きみは、だれだっ。」

小林君がつよい声で、たずねました。

「ここのうちの庭番のじじいですよ。べつにあやしいものじゃありません。