Japanische Klassiker mit Furigana
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なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme
しかもそのおかみさんの持ち場はあまりいいところではなく、全部売ったとしたところで二円にしかならないのであるが、今のおかみさんは、何とか難癖をつけては、わざと、新聞を届けるのを遅らせたりなんかするのであった。それぐらいならまだいいが、前のおかみさんを、まるで乞食扱いにさえして苛めるのであった。
私はこの家に来てからも実に、私自身の家の有様を、そっくりそのまま見せつけられているような気がして悲しかった。しかもこれは、金があっての上のことだから――その金も苦学生が血の汗を流してためた零細な小銭を溜めた金なのだ――なおさら始末がわるかった。
さて、白旗新聞店にいる私自身の生活は?
私は今まで、夕刊売りに出たときのことしか話さなかった。だが、私のここの生活はそれだけではないのだ。
私はまず、午後の四時に夕刊売りに出て、十二時に家に帰って来る。が、私はすぐに眠れるのではない。いずれも十二時頃に帰って来る人達の売上高を私の部屋でその場で調べる。白旗氏自身がそれをやってくれる時には、仕事を部屋の一方に片寄せて私だけを寝させてくれるが、おかみさんの時には決してそうはしてくれなかった。