Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Lesen Sie 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.837 Zeichen · 680 Bildschirme
老いたりといえどもクライスラーが、当代提琴界の王座に、儼然たる儀容を保つ所以は、その大曲名曲に示す、気魄と滋味と、技巧と品位とに由来することは言うまでもない。
クライスラーのレコードに入れた最初の大曲というものは、電気以前のHMV及びビクターに入ったモーツァルトの『ヴァイオリン協奏曲第四番』四枚であった。管弦楽団は英国のもので、指揮は先頃物故したランドン・ロナルドであったが、平明枯淡なうちに、津々たる滋味を湛えた演奏で、その後誰がこの曲を弾いて、どんなすぐれた録音でレコードしても、これほどのものがなかったように記憶している。もっとも、電気以前の大古レコードで、今は問題になるようなものではなく、単に老ファンの語り草の好題目に過ぎないが、神田あたりの中古レコード屋の相場が、ティボーのひいたバッハの『ヴァイオリン協奏曲=ホ短調』と共に両大関的な存在であるという噂だけは聞いている。これはしかし、ヴァイオリン・レコードをあさりつくした玄人蒐集家筋の贅沢で、単に音楽を愛するファンたちの与るべき道楽ではない。
電気吹込みになってから入った最初の大曲レコードは、一九二七年頃に吹き込んだ、