Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
しゅう濃てりとお粉粧をした顔を馬がモリ/\ッと噛みましたから、これは全く馬が多助の讎を討ったようなものでございます。此の間に太左衞門と五八は表の店へ往って、来合せていた若衆にこれ/\の訳だと話をすると、平常悪まれている名主だから、名主も原も打殺してしまえと云うので、是から百姓五六十人が得物々々を持って、鹽原の家を取囲むというお話に相成ります。扨また鹽原多助は進退こゝに谷まり、已むことを得ず今や昌平橋から身を投げようとする所を後から抱き留められ、
多「何方さまかは知りませんが、何卒放しておくんなせえ、生きて居られねえ深い義理にからまる身の上、何卒死なして下せい」
△「コレサ、それだがの、今聞いて居れば、遠い国から出て来て奉公をするのに、受人がねえから死んでしまうと云うのだろう、死ねば義理ある家が立てられねえとか云ったな」
多「はい、そうでがんす」
男「死んで家が立てられなければ死ぬにゃア及ばねえじゃアないか」
多「それでも斯うやって居れば腹が減って死んでしまいやすから、どうか放して死なして下せえ」
男「だがサア、其の受人がなくって奉公に置いてくれる