Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
八「そうだって、親父に聞いて居りやしたが、私の顔を知らねいから向うで金を渡さねいといけねいが、そんな事はあるめいかねー」
藤「なアにそんな事はねえ、貴方は始めてのことだから親父さまが往くより却って大事にするだんべいよ」
八「親父も、手前は始めて往くのだから、これを持って往くがいゝというので、受取証文を親父が寝床で書いて、手紙と此の八十両の受取証文を持って来やんしたから、多分渡すべいと思って居りやす」
藤「そりゃア大丈夫渡しやす、これから佐久間町へ往くには大橋を渡って浜町へ出れば宜うがんす、私は花川戸の炭問屋へ、些とべい預けたものがあって寄らなければならねいから、大橋まで一緒に参りましょう」
と昔の田舎の衆は大声で話を致したものでございます。是から勘定を済ませ、両人連立って此処を出て、大橋の袂で別れまして、早川藤助はお船倉の方へまいり、八右衞門は大橋を渡って彼是廿間ばかり参りますと、バラ/\/\/\と駈けて来たものがありましたが、其の頃は商人は皆雪駄を穿いて居りまして、鰌の鼻緒の下りの雪駄で駈けて来まして、前へのめる途端に八右衞門の肋骨へ彼の男が頭を打付けましたから、八右衞門は驚いたのなんのと申しまして、其の男も驚きまして、