Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
もので、山口屋善右衞門は宅へ帰って見ると此の騒ぎですから、直ぐに医者を呼びにやりまして八右衞門を療治して貰い、表から此様な所を視き込まれてはならんからと云うので、奥へ通そうと申しても小平は何うしても動きませんでしたが、小平も段々考えて見るに、此処で言う事を聞かなければ為に悪いと思いまして、奥の六畳の座敷へ通りました。すると主人善右衞門を始め多助も番頭もまいりまして、
善「これは小平さんとか、始めてお目にかゝりましたが、私も今帰ったばかりで委しい事は知りませんが、お前さんは私共の大事な荷主に毒薬を服ませ、身体を利かなくして証文を持って騙りをしようと思って店へ来た処が、宅の奉公人の多助がお前を知っていて化の皮が顕われたから突出して呉れろと云うそうだが、悪党の方には何ういう法があるか知らないが、宅では縄付を出す事は好まない、多助が見顕わしたのは腹も立つだろうが、そんな事を云っても仕様がないから、私が得心の上で廿両上げよう、騙ったと云えばお前の罪も重くなり、私も心持が悪いから此の廿両を持って帰っておくれ、殊に暮ではあるしするから、これで辛抱しておく