Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

と熊ヶ谷の女共は柔え着物を着ていて楽な代りに、此家へ来ると三日も勤まりやせんで、ハア誠にどうも何もごぜえやせん、玉子焼に鰌汁に生節豆腐でハア」

鹽「よし/\、何でも好いから早く」

と云うので、此の家で支度を致しまして、

鹽「これ/\女中勘定をしておくれ、これお清、此の包をお前持って往ってお呉れ、これは端銭で出して置くから、これは私が持って行く」

と云いながら荷を分けて居りますと、側にいた年齢廿二三で半合羽を着ている商人体の男が、草鞋の穢れたのを穿いて頬冠りをしながら、此の男も出に掛りますと、突然傍にあった角右衞門の風呂敷包を引攫って迯げましたから、角右衞門は驚きまして、盗賊待てと云いながら追掛けました。彼是一町余りも追掛けて、加茂宮村という所から西へ別れて加村まで三町ばかり追掛けましたが、鹽原は最早間に合いませんから 脇差にあった小柄をズッと抜いて手裏劒に打ちますと、打人は名におう鹽原角右衞門の腕前ですから、狙い違わず悪者の右の太股へ立ちましたから、アッと云って畑へたおれました所を、角右衞門は悪者の髻を取って引仆し、

鹽「やい盗人、旅中の事ゆえ助けて遣るまい