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Japanische Klassiker mit Furigana

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たぬきじる

完本 たぬき汁

佐藤 垢石

Lesen Sie 完本 たぬき汁 (たぬきじる) von 佐藤 垢石 (さとうこうせき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 133.158 Zeichen · 273 Bildschirme

Aozora Bunko

ある。そこで三木武吉は、例によって伯に対し、そこへ割り込みの申し入れをした。

大隈はまた、

『よしよし』

と、いうのである。だが、鈴木はこれをききあわてふためき、三木へ直接に、『三木君、それは堪忍してくれ。僕の方で費用は負担するから、何処か適当なところへ演説会場をこしらえて、そこでやってくれないか。歌舞伎座の二の舞をやられたのでは、目も当てられない』

『それもよかろう』

こんな次第で、費用は鈴木が持ち肝腎の大隈にも出席して貰って、ほかで盛んな演説会を開いた。だが、不幸にも三木はこのとき落選したのだ。

まことに、不思議な話だ。頼母木桂吉が東京市長になって去ると、三木武吉が報知新聞社長になって入ってきた。これも、なにかの因縁であろう。(一五・三・三)