Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
頭蓋骨の肉付け
「まあ、この子はずうずうしい。よくもそんな……」
こういってぷいと奥へ入っていってしまいました。
実は俊夫君は栄吉の写真を借りるつもりで来たのですが、母親を怒らせてしまったので、駄目になってしまいました。
東京へ帰る汽車の中で俊夫君は小田さんに言いました。
「Pのおじさん、東京へ帰ったらすぐ新聞記者をよんで、明日の新聞にこう書かしてください。××村の事件は、塚原俊夫君の取り調べの結果、継母が犯人でないという見込みがつき、俊夫君はその見込みを確かめるために、頭蓋骨に肉付けすることにした。頭蓋骨の肉付けは、日本では初めての試みであるが、俊夫君のことだから、きっと見事に成功するだろう。その結果、殺された少年の顔が分かるはずだが、もし富三でなかったら、事件は意外な方面に発展するかもしれない、と」
これまで俊夫君は一度も自慢したことがないのに、今日に限って自慢するとは、どうしたわけでしょう。また、殺されたのは、富三でなくて他人なのでしょうか?
頭蓋骨の肉付け
千葉県××郡の山奥で掘りだされた他殺死体の頭蓋骨に、俊夫君が肉付けをするということが、新聞に仰々しく紹介されると、満都の人々は、非常な興味と期待とをもってその結果を待ち構え、中に気の早い人たちは、私たちの事務室を訪ねて、肉付けの模様を見せてくれとさえ言ってきまし