Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
」
「二十面相の部下でした。ほんとうの宿直員は賊の巣くつへおしこめておいて、そのかわりに賊の部下が博物館の宿直をつとめたのです。なんてわけのない話でしょう。賊が見はり番をつとめたんですから、にせものの美術品のおきかえなんて、じつに造作もないことだったのです。
みなさん、これが二十面相のやり口ですよ。人間わざではできそうもないことを、ちょっとした頭のはたらきで、やすやすとやってのけるのです。」
明智探偵は、二十面相の頭のよさをほめあげるようにいって、ずっと手をつないでいた館長北小路老博士の手首を痛いほど、ギュッとにぎりしめました。
「ウーン、あれが賊の手下だったのか。うかつじゃった。わしがうかつじゃった。」
老博士は白髯をふるわせて、さもくやしそうにうめきました。両眼がつりあがって、顔がまっさおになって、見るも恐ろしい憤怒の形相です。しかし、老博士は、三人のにせ者をどうして見やぶることができなかったのでしょう。二十面相なら知らぬこと、手下の三人が、館長にもわからないほどじょうずに変装していたなんて、考えられないことです。北小路博士ともあろう人が、そんなにやすやすとだまされるなんて、少しおかしくはないでしょうか。