Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
」
明智がまたしてもみょうなことをいいだしました。三人の宿直員は、だれも電話をもっていませんでしたが、それぞれ付近の商家に呼びだし電話が通じますので、館員のひとりがさっそく電話をかけてみますと、三人が三人とも、ゆうべ以来まだ自宅へ帰っていないことがわかりました。宿直員たちの家庭では、こんな事件のさいですから、きょうも、とめおかれているのだろうと、安心していたというのです。
「三人が博物館を出てからもう八―九時間もたつのに、そろいもそろって、まだ帰宅していないというのは、少しおかしいじゃありませんか。ゆうべ徹夜をした、つかれたからだで、まさか遊びまわっているわけではありますまい。なぜ三人が帰らなかったのか、この意味がおわかりですか。」
明智は、また一同の顔をグルッと見まわしておいて、ことばをつづけました。
「ほかでもありません。三人は、二十面相一味のために誘かいされたのです。」
「え、誘かいされた? それはいつのことです。」
館員がさけびました。
「きのうの夕方、三人がそれぞれ夜勤をつとめるために、自宅を出たところをです。」
「え、え、きのうの夕方ですって? じゃあ、ゆうべここにいた三人は……。