Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
○「何うした/\」
□「浪除杭に打付かった溺死人は娘の土左衛門で小紋の紋付を着て紫繻子の腹合せの帯を締めて居る、好い女だが菰を船子が掛けてやった」
△「行って見ろ/\」
金兵衞も清左衞門も之を聞くと等しく慌てゝ茶椀と箸を持たなりで戸外へ飛出したから見物人は驚きました。
○「何を丼鉢を振廻すのだ」
清「そ其の土左衛門は何処に居ります」
金「旦那土左衛門は何処に居ります」
○「何を為やアがるんだ、見ねえ、どうも気違えだ、人に飯を打掛けて」
金「何と心得て居る、町役人だぞ、ど何処だ/\」
○「土左衛門へは船子が菰を掛けてやって、ブッカリ/\彼方へ流れて行きました」
と云われて両人は気脱のした様になり箸と茶椀を持ったなりで帰って来て、
清「はあー娘は面目ないので身を投げたか」
金「いや昨夜飛込んだものが然う急に浮く訳のものじゃアない、似た人は世間に幾らも有る、お筆さんはよもや死んなさりゃアしまい、心配なさんな」
清左衞門は実に呆然して、娘は盗賊の汚名を受けこれを恥かしいと心得て入水致した上は最早世に楽みはないと遺書を認め、家主へ重ね/″\の礼状でございます、其の儘浪宅をさまよい出で諸方を探したが知れん。