Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいだんつきのかがみ

政談月の鏡

三遊亭 円朝

Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme

Aozora Bunko

五

ものを無にも致されませんから、それに大恩のあるお両人様でございますから親父の帰る迄此方様の御厄介に成って私も居ります積りでござりますから左様思召して下されまし、何れ其の中御家内様へお目に掛ってお詫を致しますから、どうか貴方から宜しゅう仰しゃって下さいまし」

と涙を拭きながら申しますから

金「どうも然う云う訳ですかなア、じゃア、まアお暇致しましょう」

と金兵衞もお筆が申すので仕様がないから、ブツ/\云いながら立帰りました。是が縁で此のお筆が此の家の娘になりましたが、誠に不幸の人で再び大難に遇う条一寸一息つきまして。

五

えゝ、米倉屋孫右衞門の家では、二月の十日が娘の三十五日で谷中静雲寺に於て、水死致した娘の事で有りますから、猶更懇ろに法事供養を致しました。すると其の年の八月此の米倉屋孫右衞門の家内おゆうが四十七歳で死去ました、重ね/″\の不幸のみならず、娘の入水致した時などは、余程入費も費しました事で、引続いて種々の物入のございましたので、身代も余程衰えて来た処へ、其の年の十一月二十九日の日に籾倉の脇から出火で福井町から茅町二丁目を焼き払った