Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいだんつきのかがみ

政談月の鏡

三遊亭 円朝

Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme

Aozora Bunko

三

是れから直に町奉行所へ出て、依田豊前守のお調べに成りましたが、此の下河原清左衞門は人違いか、全く彼の毒を盛った武家か、是れは後篇に申し上げることにいたします。

三

えゝ引続きの依田政談で依田豊前守御勤役中には少しお六ヶしい事があると吟味与力に任して置かず直々の御裁断がありまして、先ず重罪なるものは罪を軽くいたすようなお情深いお奉行で余程お調べに仁恵がありました事でございます、其の中でも吉田監物の家の事に付いて豊前守様から曲淵甲斐守様へお引継になり、両奉行の誉になったというお話でございます。宝暦の三年下河原清左衞門という浪人者が築地小田原町に裏家住いを致して居る中に、家主金兵衞が、娘の孝心から誠に気の毒だというので、目を掛けましたから大きに親子の者も貧苦を免れ幸を得て喜んで居る甲斐もなく、翌年宝暦四年正月の六日年越しの晩に娘の行方が知れなくなったので、父の下河原清左衞門が娘を探しに吉原に懇意に致す婦人が遊女になって居ると云う話だから、相談をしようと云うので、事によったら娘が懇意に致した婦人があるから、其の遊女の所へ尋ねて往きはしないかと、吉原へ参って格子先を覗いて歩くと、辨天屋祐三郎という江戸町一丁目の大籬の次位大町小見世というべき店で、此の家の紅梅という女が籬まで廻って呉れというので