Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
不図気附いたは高奈部の家の姪は放蕩無頼の女で、十六位から浮気心が有って、只今は女郎に成って居ると云う事だが、折々先方から手紙が来て、私に知らさんように手紙の贈答をして居ったが、万一したら行き宜いから左様な処へでも行きはしまいかと、是から吉原へ這入って彼処此処を探して歩行いたが分りません。店先を覗きながら段々来て、江戸町一丁目の辨天屋の前まで来ました。
娼「ちょいと喜助どん、あの格子先に立って居るお客さんに会いたいから、そら覗いて居る人だよ」
喜「えへゝ旦那/\」
清「はい」
喜「華魁が貴方にお目に掛りたいと仰しゃいますんで」
清「左様でございますか、何処へ出ます」
喜「何うか籬の方へお出を願います」
其の内華魁が上草履を穿いて跡尻から廻って参りますのを見て。
清「お前さんかえ、すっかり忘れてしまった、極年の行かん時分に会ったのだから」
娼妓はいきなり清左衞門の胸倉を固く捕り、声を振立て、
娼「此の武家だよ、私の亭主に毒を飲まして殺した奴は」
清「何をする………」
其の中に若者が多勢にて清左衞門を取押えて大門の番所へ引く事に成りました。