Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
物があるよ」
喜「彼奴め下物だって鮭の頭位だろう、あゝ有難い持つべきものは女房か、有難いな、何うしたっても好い酒は四方へ行かなければ無えな」
とクビーリ/\飲んで居る、其の時店先へ立止りました武士は、ドッシリした羅紗の脊割羽織を着し、仙台平の袴、黒手の黄八丈の小袖を着、四分一拵えの大小、寒いから黒縮緬の頭巾を冠り、紺足袋日勤草履と云う行装の立派なお武士、番太郎の店へ立ち、
武「これ此処に有る紙を一帖呉れんか」
喜「へいお入来なさいまし是は何うも御免なさいまし、誠に有難う、其処に札が附いてます、一帖幾らとして有りますへい半紙は二十四文で、駿河半紙は十六文、メンチは十個で八文でげす、藁草履は私の処が一番安いのでございます、有難う誠に何うも、其処へ行くんですが、ちょいと銭を箱の中へ放り込んで一帖持って行って下さいまし、札が附いてますから間違えは有りません」
武「なに貴様は余程酒が嗜きだな、私が此処を通る度に飲んで居らん事はないが、貴様は余程酒家だのう」
喜「ヘイ嗜きです、お寒くなると朝から酒を飲まねえと気が済みませんな」
武「酒家は妙なものだな、酒屋の前を通ってぷーんと酒の香が致すと飲み度くなる、私も同じく極嗜だが、貴様が飲んで居る