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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

白花蛇の楊春を道案内とした、李俊と張順の二人だった。この二人は、一ト足先に渭河の埠頭へ行って、大小幾隻かの船を手にいれ、なにやらそこで待機していた。

つづいて翌日には、花栄、秦明、徐寧、呼延灼の四人とその部隊が来て、これは渭河の両岸に、埋伏の計をとって、影をひそめる。

また、三度めには、宋江、呉用、朱同、李応などが見え、先に来て待っていた張順たちの船に乗り込む。この船は、埠頭へ寄せて、ただの荷船か何ぞのように見せかけていた。

かくて、ふた夜ほどは、何事もない――

三日目の朝まだきである。

まだ川靄もほの白いうちに、しきりと、鴻雁が遠くで群れ立ち、やがて鑼声鼓笛の音と共に、櫓手の船歌が聞えだしていた。近づくのをみれば、花やかな三隻の官船である。特に、勅使船の舳には、

欽奉聖旨

西岳降香

大臣 宿元景

と書いた金繍縁の黄旗がゆるい川風になびいていた。

「あっ?」

と宋江は目をそばだてた。

むかし、九天玄女の夢告をうけたとき宿ニ遇ウテ喜ブ――という一語をたしか聞いている。これかもしれない? 彼と呉用とはそれッと船を少し進めさせて、

「やあ! お待ちください……」