Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
要するに、もとこれ同根の誼み。つい、関勝は彼の口車に乗ったのである。だんだんにうちとけて、その夜は、呼延灼と共に、陣中鍋をつッつきあい、大いに飲んで、旧情を、いや偶然なる新情と邂逅とを、よろこびあった。
そして呼延灼のすすめるままに、翌晩、彼はめんみつな布陣を先にととのえおき、身は、単騎軽装となって、呼延灼を案内に、敵中深くへ忍んで行った。
「叱っ……」
と、延灼は、ほどよい地点で、関勝の駒を制した。
彼のいうところによれば。
このへんで、火合図する――
すると、元、青州の総司令をしていた黄信や、また帰順の腹のある林冲、秦明らも「待っていた!」とばかり、賊軍の内から裏切りを起す。
そこを、その機を、かねて、言いふくめておいた思文と宣賛の二軍が、敵の両わきから、一せいに、こぞッて出る。さすれば賊の陣は、夜討の不意と、内応の混乱とに、めちゃくちゃとなって、四分五裂するにちがいない。――宋江、呉用、の大物から以下の賊将どもまで、一網打尽とすることは、まさに今夜にあり――という計だった。
しかし、この戦法は、すこぶる妙にして、じつは大あて外れだった。
まさしく、内応のうごきは見えたが、宋江も呉用も、ここの陣中にはいず、一だん遠い彼方の小山の嶺に、紅火点々と、その在る所を見せている。