Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

「待たっしゃい。あいにく、授業の日だが、壁書を残しておくから」

呉用は、一たん家の内へ入った。婆やに何かいいつけ、また、筆を取って、サラサラと書いた一紙を、学童の眼にふれやすそうな教室の壁に貼りつけておいて、

「これでよし。これでよし。さあ、晁蓋どの、同道しようか」

と、外へ出てきた。

晁蓋が、ふと、立ちよどんだのは、呉用が壁に残した貼り紙の文句に、気をとられていたからだった。子供にも読みやすいように、それにはこう書かれてあった。

先生ハ今日

急用デ、オ留守

素読ハ オ休ミスル

オ習字ハ 家デヤルコト

遊ブ者ハ

蛙ト遊ベ

河ヘ落チルナ

相談事も、事によりけり、というものだ。

北京の梁中書から、都の蔡大臣へ、誕生日祝いに送る時価十万貫のものを、「奪うべきか。見のがすべきか?」また。「――奪うとしたら先生には、どんな奇策がありましょうか?」とは、いかに、今孔明の称ある智多星呉用先生でも、おいそれと、返辞ができたものではあるまい。

人を遠ざけた晁家の書楼の一室。

「……じつは」

と、声をひそめて、主の晁蓋から、今暁の事の次第、劉唐の本体、またその劉唐が持ちこんだところの情報などを、審かに打ち明けられて、さすがに呉学人も黙考、久しい体だった。