Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

いや仰天したのは王婆と金蓮である。万が一、砒霜の毒気が残っていて、それに中てられたとしたら大変である。と思って一瞬、色蒼ざめたが、九叔が悶掻きながらも「早く、駕でも戸板でも呼んでくれ。家へ帰って養生したい」と叫ぶので大慌てに人を頼んで、九叔を家へ送らせた。

今朝は、あんなに元気で家を出た人が、と九叔の妻は泣き泣き良人を病床に宥り寝かせた。――だが、誰もいなくなると、

「女房、罪なことをしたな。じつあ、おれの悶掻きは仮病なのさ」

と、けらけら笑って起き直った。

彼は妻に、一切を話した。西門慶から貰った金も出して見せた。「……案のじょう、武大はただの病死じゃない」とも鑑定したところを、つぶさに聞かせた。

「まあ、私もいまだから言いますけれど、王婆の近所の者から、へんな噂を耳にしていたんですよ。だけど、なにしろ相手が西門大郎の旦那でしょう。ですから、めったなことは口にするのも慎んでいたんですの。……もう金輪際、こんなお金には手をつけますまい」

「もちろん、俺もぶるぶるだが、しかし、金を費わねえたって、万が一の時になりゃあ、疑われるぜ」

「ですから、こうなすっては」