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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

――やがては、芦花散る江頭の船べりに霜の戈をならべ、葭の葉かげに戦艇をしのばすなどの水滸の寨に、かの天地の諸星を会するにいたる先駆の第一星こそ、まさにこの人だったのである。

――さて、少華山を去って。

飄としてここに旅へ吹かれ出た史進の姿は、いかにも宋朝時代の若人好みな粋づくりだった。

白羊羅紗の角を折った范陽帽子には、薔薇色の纓をひらめかせ、髪締めとしている紺の兜巾にも卵黄の帯飾りをつけている。

あくどい原色は嫌いなのだろう、服地も白麻の裾みじかな戦袍で、紅梅織の打紐を腰帯とし、美しい長剣をつるし、青と白との縞の脚絆という軽快さ。もちろん足拵えは長旅に耐えうる八ツ乳の麻沓だった。

だが、身なりは粋に好んでみても、旅の宿とか食い物は選べもしない。野に伏し山に寝ねだった。それも二十日余りの旅路。ほどなく渭州という一市街についた。

「ははあ、ここにも経略府(外夷の防寨関)の一城があるのだな。ひょっとしたら、王ご師範の消息がわかるかもしれぬ」

歩いてみると、城内も六街三市といった賑やかさだ。雑閙の角に、茶舗が出ている。ずっと入って、床几から、

「おい、おやじ。