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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

のみならず、江州界隈で義をむすんだ男どもにも顔がたたん」

「でも、こんなおろかな因を作ったのは誰でもないこの宋江自身です。たれがあなたを不義としましょうか。たとえ偽狂人など装ってみても、しょせん、宋江にはよく出来る芸ではなし、醜態をかさねるだけです」

「ま。そうあっさりと、あきらめないで」

「いや天命に従います。それしかない。もしあなたが、いさぎよしとしないなら、私自身で自首して出る」

もう説きようはない。また策もない。

戴宗は長大息した。まもなく、一軍の中に宋江を押っつつみ、蔡九奉行のいる大城の一閣へ入って行った。

あらゆるむごい拷問道具や獄具が白洲に用意されてあった。ここでは血の焔が燃えるのである。だが覚悟のていであった彼には、さまざまな苛責もくだしようがない。口述書をとられ、死刑囚用の重さ二十五斤の首かせが篏められ、その夕、大牢の闇へほうり込まれた。

わずかに、一つの倖せは、命を奉じて、戴宗がさっそくに宋江をこれへつき出していたので、蔡九もその戴宗にたいしては、なんの疑惑も挟まなかった。で、大牢の監視から食事なども、一切彼に委されたことだった。

その夕、一方では奉行蔡九がその自邸で、黄文炳を相手に、