Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にほんばし
日本橋
泉 鏡花
Lesen Sie 日本橋 (にほんばし) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.697 Zeichen · 177 Bildschirme
彩ある雲
四十六
お爺さん、私ゃ芸者のかざかみにも置かれない……意気な人には御守殿だ、……奥さんだ、お部屋だって言われます。」
はなじろみながら眉の昂った、清葉の声は凜とした。……途中でお孝の三人づれに行逢ったを爺は知るまい。が、言う清葉より聞く方が、ものをも言わず、鼻をすする。
「心に思う万分一、その一言は云わないでも、姉の身ぬけにこうこうと、今云った義理だけは、私はその人に言いたかった、言いたかったんです。」
と思わず縋って泣くように、声が迫って、
「ですけれど、他人は知らず、私たち、そうした人に、この事を打明けては、死んだ姉に恩を被せる、と乗ってる蓮の台が裂ける……姉は私に泣いてましょう、泣いてくれるのは嬉しいけれど、気の毒がられては、私は済まない。
坊主になる、とまで真実に愚に返って、小児のように言った人に、……私は堪えて黙っていました。……」
彩ある雲
四十六
爺さんは、先刻打撲された時怪飛んだ、泥も払わない手拭で、目を拭くと、はッと染みるので、驚いて慌しいまで引擦って、
「他所目には大所の御新造さんのように見えます、その貴女が、……やっぱり苦界、いずれ苦の娑婆でござります。