Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にほんばし

日本橋

泉 鏡花

Lesen Sie 日本橋 (にほんばし) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.697 Zeichen · 177 Bildschirme

Aozora Bunko

十五

」

清葉は睫毛に露を押えて、二階の陽炎の光るのを見た。――扇は澄まして舞うのである。

十五

清葉は格子へ音訪れ兼ねた。

自分と露地口まで連立って、一息前へ駆戻ったお千世を捉えて、面前喚くのは、風説に聞いたと違いない、茶の缶を敲く叔母であろう。

悪戯児の悪関係から、火の番の立話、小紅屋へ寄ったまで、ちょっと時間が取れている。昼間近所へ振売だ、と云う。そんなお尻は鳶の突くが落だ、と云う。お茶と水とは附いて廻る、駿河台に水車が架ったか、と云う。

お千世さんは私が一所にここへ来たことを云ったのだろうか。……言って、そして聞えよがしに、悪体を吐くとすると、私に喧嘩を売るのかしら。何の怨みも無いものが、煩う人の見舞に来たのに、いかに分らずやの叔母だと云って、まさかそうした事ではあるまい。露地から急いで、……あのお千世さんが心づかい、台所から長火鉢、二階を股に掛けて、眼張っている、ものがもの。姉さんは姉さんゆえ、客に粗末の無いように、と先触れに駆込んだ処を、頭から喚き立てて、あの妓が呼吸を吐いて、口を利く間も措かず、立続けて饒舌るらしい。

それにしても、汚い口から出過ぎた悪体。