Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 35.462 Zeichen · 72 Bildschirme
三月二十一日
のり揚々としてかえった。Yと感情的に打ち合うものがあったらしい。Yも気に入らないとなると、あまり大ヨウでないからな。夜、今度の『改造』の作品について話が出、やや感情的になった。Yは、趣味として私がとったような行動を結婚に対した場合きらう。私が、大変リファインして居るようで居てずぼらな肉的なところがあるらしい、ということ等。或点これは自分も肯定する。然し、私は其ばかりではない。決して。ただ彼女と私との違った点はこうだ――彼女は散々デタラメをした、私以上、然しそれをちゃんとデタラメと知ってやって居た。私は客観すると、デタラメでも何でも自分がムキだとデタラメと思わず、意気込んでやった。その違い。
〔欄外に〕
眼鏡出来て来る。
三月二十一日(土曜)晴
のりは性質のよくない女であった。然しやっぱりいないよりはましだ。今朝二人とも、ゆっくり外を眺めるゆとりもなく、そうじ、洗いものをやる。じき午後になってしまった。Y、買ものに出かけ、美しい連翹とチュウリップ一本とを買って来た。連翹の黄色が岳の表装とよい調和だろうと云って居た、がさして見ると案外。壁の色がわるいのだ。