Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 35.462 Zeichen · 72 Bildschirme
二月二十四日
二月二十五日
面白いが自分は、ゲーテの性格の或方面――処世術家としての彼――に時々不快に似たものを感じる。
〔欄外に〕
普通選挙案が上程された。政友本党が反対する。が、その反対にも上程の動機にも、双方、真の文化的情熱から生じる熱を欠いて居ること夥し。不快。日本の政治界の深さ大さの欠乏を著しく感ず。進んだ女はこんな政治やの仲間に入ることを却って恥とする位だろう。
二月二十四日(火曜)晴
起きたらすぐ山岡にかえる――が夜になった。山岡でぽっつり夕飯をたべることを考えると、ついかえるのがいやになって一緒にした。俥を云いつけてかえる。
夜野上氏、石本氏に手紙を書く。野上さんへの手紙、フロから出たてだったので、うまくまとまらず、永い時間を費した。
なかなか寒し。
二月二十五日(水曜)
よく眠り快く起床。林町から九時頃電話があったので、とし子にかけさす。要領を得ず。又あとで細君にかけさす。□北から使で、スエ子が病気重くカンゴフをよんだから来い、と云う口上。困った。出がけに、会に電話をかけてYに林町にかけて貰うことにし行く。ハシカであった。何よりだ。祖母上の御遺骨について本田老人の云ったことが途中の電車の中でフト頭を掠め、いやな心持がした。