Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 35.462 Zeichen · 72 Bildschirme
十月十日
十月十三日
深く刻みつけられた。機械に対するの神秘、神経異常を。
〔欄外に〕
林町へ久しくゆかない。先月の二十一日に会ったぎりだからもう二十日ほどになる。
行きたい。
しかしゆきたくない。この心持何故だろう。スエ子、英、国男、皆ちゃんとした各※(二の字点、1-2-22)の部屋も持たず、母上は人生の晩秋の一さかりを自動車で歩き廻る――陰気になる。純潔ではあるが思慮教養なき家庭、林町はそうだ。
十月十日(土曜)
雨
ああこの雨には驚く。
はばのうしろの壁にすっかりかびが生えてしまった。
Y、昨夜おそくまで(二時まで)本をよみすぎ亢奮して眠れなかった由。おつき合いで、私まで早くおきたり又一寸睡ったりしたので、つかれたようで変。
急にY、火曜に京都へゆこうという。五六日の予定
十月十三日(火曜)
京都へ出発。三等急行
今度は湯浅さんの加茂の家に世話になるため。
興津辺の海珍しく波高し。汽車の中に、この春京都に行ったとき、電車の中で会ったモーニングに、日本の布のウェイストをつけた男、赤っぽい色や緑の縦長の丸六つの絵入る形つなぎの着物をきた女とのって居るのに会った。その男、明治辺の大学生をつかまえ(それが天保銭なり)しきりに威張り、不快なほど威張って喋った。