Japanische Klassiker mit Furigana
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
Lesen Sie 田舎教師 他一編 (いなかきょうし) von 田山 花袋 (たやまかたい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 156.097 Zeichen · 312 Bildschirme
雪子といま一人きよ子という学校友だちと三人して撮した手札形で、美穂子は腰かけて花を持っていた。それを雪子のアルバムからもらおうとした時、雪子は、「それはいけませんよ。変なふうに写っているんですもの」と言って容易にそれをくれると言わなかった。雪子は被皮を着て、物に驚いたような頓狂な顔をしていた。それに引きかえて、美穂子は明るい眼と眉とをはっきりと見せて、愛嬌のある微笑を口元にたたえていた。清三は読書につかれた時など、おりおりそれを出して見る。雪子と美穂子とをくらべてみることもある。このごろでは雪子のことを考えることも多くなった。その時はきっと「なぜああしらじらしい、とりすましたふうをしているんだろう。いま少し打ち解けてみせてもよさそうなものだ」と思う。郁治の手紙は小さい文箱にしまっておいた。
前の土曜日には、久しぶりで行田に帰った。小畑が熊谷からやって来るという便があったが、運わるく日曜が激しい吹き降りなので、郁治と二人樋から雨滴れが滝のように落ちる暗い窓の下で暮らした。
次の土曜日には、羽生の小学校に朝から講習会があった。校長と大島と関と清三と四人して出かけることになる。