Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

いなかきょうし

田舎教師 他一編

田山 花袋

Lesen Sie 田舎教師 他一編 (いなかきょうし) von 田山 花袋 (たやまかたい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 156.097 Zeichen · 312 Bildschirme

Aozora Bunko

二十五

「誰も知ってるものはないはずだがな」と言って考えて、「ほんとうに誰が話した?」

「ちゃんと材料は上がってるさ」

「誰だろうな!」

「あててみたまえ」

少し考えて、

「わからん」

「小畑が君、君のシスタアに何か言ったことがあるかえ? 僕のことで」

「ああ、妹がしゃべッたんだな、彼奴、ばかな奴だな!」

「まア、そんなことはいいから、僕のいうことを返事しまたえ」

「何を」

「小畑が君のシスタアに何か言ったかッていうことだよ」

「知らんよ」

「知らんことはないよ、僕が君と Art の関係について、中にはいってるとかどうしたとか言ったことがあるそうだね」

「うむ、そういえばある」と郁治は思い出したというふうで、「君が北川によく行くのはどうかしたんじゃないかなんて言ったことがある」

「君のシスタアについても何か先生言いやしなかったか」

「戯談は言ったかもしらんが、くわしくはよく知らん」

二人は黙って歩いた。

二十五

郁治と美穂子との「新しき発展」について、清三はいろいろとくわしく聞いた。雪子から美穂子にやる手紙の中に郁治が長い手紙を入れてやったのは一月ほど前であった。やがて郁治にあてて長い返事が来た。