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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

第四三段 迷信の利害 二(無害無利)

四国遍路や三十三番巡礼なども、これによって仏様より一家の息災延命を与えてもらうものと信ずるは迷信なるべきも、身体を健全にし、見聞を広くし、精神を修養する点において利益することすくなくない。これらはみな有利無害と申さねばならぬ。

いずれの地方にても、毎年盆には庭前に篝火をたく。あるいは迎え火、あるいは送り火と称して、亡者の霊が自宅を見舞いに来るのを送迎するのであると信ずれば、迷信となるけれども、その当時は田に害虫の生ずるときにして、この迎え火、送り火、または墓場に火を点ずるのは、自然に害虫駆除の効ありとの説がある。されば、これまた無害有利と申してよろしい。

夏時、晴天が続き旱魃が起こり、苗が枯死せんとする場合に、農村にては雨ごいをする。その雨ごいに村中多人数相伴い、高山に登り山霊に祈願することが多い。もし、山の神が雨を授け下さると信ずれば、迷信なるべきも、今日の学説にては、多人数群参して高山をかけまわるときは、気象に変化を起こし、降雨を招くに至るべき道理であるという。されば、これも無害有利とみなしてよろしい。

第四三段 迷信の利害 二(無害無利)

迷信中に、薬にもならず毒にもならざることがある。